小さな腕時計の中には高度な機能がたくさん入っています。特に機械式時計ではその機能を実現できる技術をもつ職人やメーカーが限られるため、付属機能のあるタイプは大変高価なものと

付属機能の誕生

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小さな腕時計の中には様々な高機能が秘されています。
特に機械式の腕時計に至っては、多くの高度な技術が込められていることも時計愛好家からの信頼を得ているところといえるでしょう。
付属機能として代表的なものをあげてみましょう。
まず時刻を表示するだけでないストップウォッチ機能も組み入れた時計をクロノグラフと呼びます。
「クロノ」は時、「グラフ」は記録する、の意味です。
アナログ表示のクロノグラフではダイアルの中心に時・分を示す通常の針の他にクロノグラフ用の針が一本とリューズと並んでプッシュボタンが二つついています。
一つのボタンはスタートとストップ用、もう一つは計測終了後に針をゼロ位置に戻すリセット用のボタンとなっています。
文字盤上に複数の小ダイアルを配置した特徴的な外観となっています。
ストップウォッチ用の針が2本ある場合はスプリットセコンドと呼び、飛行機の操縦士用に1915年ブライトリング社によって開発されたものでした。
また天才時計職人ブレゲによって発明されたムーンフェイズは月が描かれた円盤で月齢を表示する機能です。
また彼によるトゥールビヨンのアイデアはいわずとしれた画期的なものでしたが、非常に複雑な機構と高度な技術が要求される機能でした。
しかし現在ではこの特殊な複雑機構のトゥールビヨンも各メーカーから登場することとなり3次元トゥールビヨンやダブルやトリプルのトゥールビヨンが登場しています。
ミニッツリピータは時計の側面にレバーを引くことで金の音色や回数で現在の時刻を知らせる機構です。
クオーツ時計のアラーム機能に似ていますが、機械式でこれを実現するのは非常に高度な技術が必要とされます。
永久カレンダーとは現在の時刻のみならず月、日、曜日、暦年が表示できるもので、4年に一度のうるう年も補正の必要がないカレンダー機能となっています。
これらブレゲの開発した「トゥールビヨン」、「ミニッツリピータ」、「永久カレンダー」は大変複雑な機構であり超絶技巧とも呼ばれるほどです。
一部の時計メーカーや時計職人にしか実現できないものであるため、これらの機能を組み込んだ腕時計は価格帯も相当高く、現在でも数百万円台のものから1000万円を優に超す価格のものも多くあります。
時計にまつわる新しい技術は次々と開発され、一般化しやすい仕組みとなるようさらに研究は続けられました。
高い技術力を要した新興ブランドもどんどん登場し、現在ではセラミックやカーボン、シリコンなど新素材の時計などもたくさん誕生することになり商品幅の広がりに終わりはないといえそうです。

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